用の美通信
毎日の暮らしに欠かせない日用品。一日に何度も手にするものだから、使い心地が良く、私の暮らしにすっと馴染む美しさを持つものが良い。私がこれまでに出会った機能性・デザインがともに優れたプロダクトや、愛用している日用品について紹介していくコラムです。
Vol.3 野田琺瑯「ホワイトシリーズ」
野田琺瑯をご存知だろうか。栃木県にある琺瑯製品を作っている日本のメーカーで、琺瑯といえば、この野田琺瑯をイメージする方もきっと多いはず。
私が野田琺瑯と出会ったのも、前職の雑貨店時代。シンプルなデザインながら、長く使うほどその使い勝手の良さを感じられる。当時はホワイトシリーズのレクタングル深型Mサイズを、主にお弁当箱代わりに使っていた。
琺瑯製品の優れたところは、なんといっても食べ物の匂いが付かないこと、油汚れもさらっと気持ち良く落ちるところ。そして抗菌効果もあり、直火にもかけられるところ。今はレクタングル深型の各サイズを用途によって使い分けたり、お味噌のストック入れとしても愛用している。シンプルなデザインは冷蔵庫の中で一際美しく、作り置いた食材などを美味しく保存できる。
シール蓋は使っているうちに劣化することもあるけれど、蓋だけ取り寄せて交換することもできるし、好みで琺瑯製の蓋にすることもできる。そうやって長く使い続けられることも、サスティナブルなデザインとして気に入っている。
野田琺瑯
1934年の創業以来、琺瑯(ホウロウ)一筋に製造している栃木県栃木市の琺瑯メーカー。国内で唯一、琺瑯づくりの全ての工程を自社で一貫生産している。
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記事を書いた人
渡辺 沙百理
CAFEMUGI スタッフ ・ イベントプランナー
宮城県大崎市生まれ。東北芸術工科大学生産デザイン学科卒業後、仙台市内のインテリアやアパレルショップを展開する会社に入社。13年間店長職や本部職に携わり、店舗運営や企画、国内外の仕入れを担当。 2016年に退職した後、知人が運営するコミュニティスペースでのイベントに魅了され、翌年からイベント企画をスタート。2017年よりブライトに勤務。CAFE mugiのスタッフの他、「イチとニ市」や「1が2になる学校」などの企画を担当。同時期にフリーランスでイベント企画業、「PLANNING LABORATORY」を開業。ワクワクする気持ちを忘れずに、ヒトやモノ・コトを繋ぐ場づくりが好き。2足のわらじとして様々な場所に出没中。
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