Vol.1 シルクスクリーンで「多色刷り」

2022.02.04

SURUCCHA実験室

読みもの

『SURUCCHA LABO -シルクスクリーンの実験室-』

 

こんにちは。1TO2BLDG.3階にある、シルクスクリーンのワークスペース「SURUCCHA(スルッチャ)」の伊藤です!今回より、このウェブサイト「#それいけイチトニ編集室 」でシルクスクリーンに関する印刷の実験の様子をアップしていくことになりました。

 

「シルクスクリーンって何?」という初心者の方から、「シルクスクリーンはやったことがあるから、もっとレベルアップしてみたい!」という方にも楽しんでいただけるようなテーマを設けて、印刷実験で遊んでいきます。シルクスクリーンに興味を持っていただいたり、作品づくりの新しいアイデアが生まれていくような記事になるように、私自身もたくさんシルクスクリーンで遊んで楽しんで、実験していきたいと思います。どうぞお付き合いください!

 

さっそく第1回目の実験は…シルクスクーンで「多色刷り」にチャレンジ!

 

 

Vol.1 シルクスクリーンで「多色刷り」

 

 

 

 

SURUCCHAをご利用くださるお客さまのほとんどは、1色(1つの版)で印刷される方がほとんど。当店で扱っているスリマッカインクは、カラーバリエーションが豊富で素敵な色が多いので、1色の印刷でもバッチリ素敵にキマります◎

 

そんな中、お客さまからよく聞かれるのが「シルクスクリーンって、カラー印刷はできないんですか?」という質問。その答えは「できちゃいます!」。使用したい色ごとに版を分けて、1色ずつ刷っていくとできますよ〜とご説明するものの…やったことがないと中々イメージしづらいですよね。

 

そこで今回は、3つのインクを使用する3色刷りの実験をしてみたいと思います!

 

 

手順1 色ごとに版を分けて製版する

 

 

 

 

今回印刷するイラストはこちらのイラスト。「黄緑」「黄色」「グレー」の3色でできています。早速、この色のごとにデータを分けてみましょう!(シルクスクリーンの原稿は、必ずすべて黒で作成してくださいね!色は刷る時にインクで選びますよ〜)

 

 

 

 

 

 

すると、こんな感じです!部分によってはなんの絵かわからなくなっているところもありますが、大丈夫!

 

 

 

 

分けたデータを色ごとに製版します。今回は小さい絵だったので、Sサイズ(200×200mm)の版に離して配置しました。これでデータの準備は完了です!製版して、版を張ってみましょう。

 

 

 

 

できました!

 

 

手順2 インクの色を決める

 

版の準備ができたら、何色のインクで刷るかを決めます。元のイラストを参考に、スリマッカインクの中から3色選んでみます。

 

 

 

 

今回私が選んだのはこちら!黄緑(TOKYO)、イエロー、ネイビーの3つです。元のイラストではグレーだったところを、大好きなネイビーで刷ることにしました。もちろん、全然違う色を選んでもOKですよ!自由にインクを選べるのが楽しいですね。

 

 

手順3 刷る!

 

1色目は、イラストのメイン部分を占めている黄緑!セッティングをして、印刷します。

 

 

 

 

バッチリ刷れました!刷れたら、ドライヤーで乾かします。

 

 

 

 

2色目の黄色を刷ります。この時、刷る位置を正確に合わせるために使うのが、クリアファイル!一度クリアファイルに刷って、それを基準に合わせます。(詳しい合わせ方は、ぜひSURUCCHAに聞きにきてくださいね!)

 

 

 

 

 

黄色も成功です!刷れたら、またまた乾かして…

 

 

 

 

ラスト!3色目のネイビーを刷ります。またクリアファイルでしっかりと位置を合わせます。

 

 

 

 

 

大成功!完成です!

 

 

 

 

シルクスクリーンの多色刷り、私も何となく難しそう…と思っていましたが、コツを押さえたら、意外と簡単にサクサクと刷れてしまいました!ですがやっぱり完成すると達成感がありますね!1色刷りに慣れてきた方には、きっとたのしんでいただけると思います。

 

今回はカードに印刷しましたが、もちろんバッグやTシャツにも他多色刷りできますよ◎また、色ごとに分かれてさえいれば、紙原稿でも多色刷りにチャレンジできます(トレーシングペーパーなどに下書きしてみると良いかもしれません!)。

 

チャレンジしてみたい!という方や、もう少し詳しく話を聞きたい!という方は、ぜひお気軽にご連絡くださいね。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 


 

シルクスクリーン印刷所 SURUCCHA

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記事を書いた人

伊藤 優果

SURUCCHAスタッフ・ライター

宮城県仙台市生まれ。大学生の頃にウェブマガジンの取材記事を執筆し、ことばを形にして人へ伝える喜びを知る。卒業後は地元の印刷会社に就職し、営業職を経験。紙や印刷技術が持つ無限の可能性に魅せられ、印刷はひとつの表現方法であると考えるようになる。現在はブライトにて、シルクスクリーン印刷所「SURUCCHA」のスタッフや、ライターとして勤務。心がけていることは「一刷入魂」。

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