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第8回 大滝詠一『EACH TIME』|読みもの|それいけイチトニ編集室

第8回 大滝詠一『EACH TIME』

2022.11.11

歌のかたち

読みもの

歌のかたち

 

CDやレコード、カセットテープ。歌はいろんな「かたち」で聴き手の元にやってきます。歌だけでなく、ジャケットや歌詞カードのデザイン、素材、手触りにも目を向けてみると、つくり手のこだわりがもっと感じ取れるものです。インターネットでも手軽に歌を聴くことができるこの時代、それでも実物を手にしてよかったと感じる歌の「かたち」について目を向けてみるコラムです。

 

 

第8回 大滝詠一『EACH TIME』

 

 

 

 

実家のCDラックから、大滝詠一の大名盤『A LONG VACATION』を引っ張り出して聴いたのは、ちょうどはっぴいえんどや細野晴臣、ユーミンなんかに興味を持ち始めていた頃のこと。きっかけは、母のすすめだったような気がする。

 

案の定、大滝詠一にもはまってしまった私がイービーンズのレコード市で出会ったのは、『EACH TIME』。ジャケットの薄い緑色が爽やかで、部屋に飾りたいなあと思って手にとった。それを見て「めっちゃいいじゃん!それ、絶対買ったほうがいいよ!」と勧めてきたのは、一緒にレコードを漁っていた友人のJ。調べてみると結構流通しているようで、ネットでも中古で手にできそうではあったけれど、こういうのは直接手にして買うのがいいんだよねー!と一丁前に語り合い、その場で買ったのだった。

 

家に帰ってから開けてみると、「EACH TIME 発売記念 大滝詠一クイズ」なるものが入っていたことに気づく。遊び心たっぷりのクイズや、昭和59年4月20日当日消印有効の注意書きに衝撃。手元だけタイムスリップしたようで、とてもワクワクした。

 

“全問正解者は、大滝詠一研究の権威として認定され、ナイアガラ・レコードより、コッソリ、素敵なニュースが届きます。どうぞお楽しみに!”

 

今の時代のCDにも、こんなに面白いはがきが入っていたら楽しいのになあ。

 

 

 

 


 

 

▷『EACH TIME』の視聴はこちら

 

大滝詠一

1948年7月28日生まれ、岩手県江刺郡梁川村(現・奥州市)出身のシンガー・ソングライター/プロデューサー。69年に細野晴臣と松本隆が企図したバンド“ヴァレンタイン・ブルー”に加入し、翌年に“はっぴいえんど”と改名してデビュー。並行して71年にソロ活動を開始。73年のはっぴいえんど解散後に〈ナイアガラ・レーベル〉を設立。以来、ソロのほか、楽曲提供やプロデュース、ラジオDJなど多岐にわたって活動。81年の『A LONG VACATION』がヒット作となるほか、松田聖子や森進一、小林旭らの代表曲を手掛けて名声を高め、日本のポピュラー音楽界に大きな影響を与える。2013年12月30日に急逝。65歳没。(CDジャーナルより引用)

 

HP

 

記事を書いた人

伊藤 優果

SURUCCHAスタッフ・ライター

宮城県仙台市生まれ。大学生の頃にウェブマガジンの取材記事を執筆し、ことばを形にして人へ伝える喜びを知る。卒業後は地元の印刷会社に就職し、営業職を経験。紙や印刷技術が持つ無限の可能性に魅せられ、印刷はひとつの表現方法であると考えるようになる。現在はブライトにて、シルクスクリーン印刷所「SURUCCHA」のスタッフや、ライターとして勤務。心がけていることは「一刷入魂」。

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